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夜明の自由気ままな日々の生活を無理矢理聞かされます。

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生徒会長を完封せよ!【2】

梅雨はいつ明けたのか記憶にない夜明です。
本格的にがやってきましたね!さあ、まもなく甲子園開幕ですね!わくわく!

いつもながら拍手をぱちぱちたくさん下さるお嬢様方、
歓喜の涙で前が見えませぬー!!
ありがとうございます!
ホント、連載の更新がままならないサイトだっていうのに、
それでも訪れてくれる人がいるのがありがたいです。
ちまちまですが、頑張りますので今後もよろしくお願いします!

さて、予選も決着が付き始め、出揃ってきましたね球児たちが!
熱い戦い今年も期待してますよ!と逸る気持ちに耐えかねて、
以前から書いてた生徒会長ネタを投下します。

おお振り夢。掲載場所に困った末の暴挙です。下書きレベルな上に名前変換なし。
ちなみに思い付いた時に思い付いただけ書いてるので、時系列、順不同です。
タイトルの2はただの本数を書いただけです。(え
そんでも見てやんよって方だけどうぞ。笑
 




一応設定☆(榛名お相手の愛を中心に笑いを叫ぶ不思議な話)
 都筑なずな
・武蔵野第一高校三年の生徒会長。ものすんごい美人で性格温厚な出来た人。武蔵野のマドンナで涼音の親友。榛名の想い人であるが本人は全然気付いてない。
←反転注意!


【生徒会長とエースくん】




「お、はようございますッ」
「おはよう」

見慣れた校門を過ぎると、名前も知らない男子生徒がたどたどしく挨拶をしてきた。
その様子が何だかおかしくてなずながクスクス笑いながら挨拶を返すと、彼はワタワタと頭を下げて走り去ってしまった。
彼が合流した友人とじゃれ合う姿を見ていたけれど、後ろからまた誰かに挨拶をされて私は彼から意識を離した。

これが都筑なずなの日常であり、いつもの朝の風景である。
毎朝、見知らぬ生徒に声を掛けられ、なずなはそれに言葉を返す。
この武蔵野第一高校ではなずなはほんの少し有名人だった。
友人からは声を掛けられるのは有名税だと言われるが、
なずなはくすぐったいもののそれが嫌ではなかった。

「(だって、嫌われていたら声なんて掛けてもらえないもの)」

だからなずなは登下校のこの緩やかな時間を気に入っていた。
人が集まる昇降口を潜って下駄箱から出した上履きを履いて、つま先をトントンと蹴る。

「あ、おはようございます、都筑先輩」
「おはよう、秋丸くん」

廊下を歩いて階段に足を掛けた所で最近よく見る眼鏡っ子に声を掛けられた。
この片手に缶ジュースを2本掴んでいる癖毛の二年生は野球部所属の秋丸恭平である。
なずなの視線に気付いたのか、秋丸はあぁと呟いて榛名ですよと溜め息を吐いてジュースを掲げた。どうやら榛名におつかいを頼まれたようだ。
相変わらず仲いいなぁとなずなは思いながら朝から疲れ切っている彼に心中で頑張れと声を掛け、並んで階段を上る。

「今日も朝練だったの?」
「はい。疲れてるのは俺も一緒なのに榛名の奴が」
「お疲れ様」

ぶつぶつと文句を言う秋丸の背をポンと叩いて労った。
二階に辿り着くと聞きなれた声が二人の会話を割った。

「おっせーよ、秋丸!」

怒鳴りながら来るのは噂の榛名のようだったが、廊下にいた男子生徒の影でなずなからは彼が見えない。こういう時、男子との差を感じてずるいと思う。二年生にもなると男子は竹のようにぐんぐん背が伸びて、あっという間に大人に近付いてしまう。
小さい背丈のなずなは成長期の男の子が羨ましくてならない。

「煩い。自分の分くらい自分で買いに行けよ」
「何だよ! 自販行くっつったのお前じゃん!」

ムスッとした秋丸が手にあった缶ジュースを榛名に思いっきり投げた。
驚いたなずなが、あっと思う間に手から離れた缶は榛名の右手に収まっていた。
力強さももちろん、この人が行き交う階段でよく躊躇なく投げられたものである。

「わ、すごいね。さすが捕手と投手。息がぴったりだね!」
「え、えぇ、都筑先輩?!」
「おはよう、榛名くん」
「・・・っす」

階段を登りきり影からひょっこり顔を出せば榛名は物凄く驚いてなずなを見ていた。
わたわたしている榛名を見上げてほんの少し悔しく思う。やっぱり背が高い。
そんなことを思いつつ、缶ジュースを投げたことを咎めると、二人は素直に謝った。
可愛い後輩になずなは小さく笑うと、榛名を見上げる。

「あんまり秋丸くんに迷惑かけないのよ」

不機嫌そうな顔をした彼はジロリと後ろの相棒を睨んでいたが、秋丸はどこ吹く風。
相変わらずな二人が面白くて口元が緩むけれど、先輩ぶっている今は我慢だとなずなは堪えた。
呻くようにハイと言った榛名にニッコリ笑ったところで、予鈴がなった。
なずなの顔を見てバタバタ教室に入っていく二年生達に苦笑して、なずなも自分の教室へ急ぐことにした。二人に手を振って階段を駆け上ると、先輩!と大きな声で呼ばれて
振り返るとそこには赤い顔の榛名。何かあったのかとなずなが首を傾げた瞬間。

「今日も一日、生徒会長頑張って下さい、都筑先輩!」

一息で言い切った榛名の勢いにのまれて思わず目を瞬く。
言われた言葉を反芻してみればなんてことのない言葉。
だけど、言葉にされた在り来たりな挨拶と、榛名の満面の笑顔が何だか嬉しい上におかしくて自然に顔が綻んだ。

そう。都筑なずなは武蔵野第一高校の生徒会長なのだ。
だからなずなは少しこの学校では有名人。
だけど、この背の高い野球部の二年生、榛名元希も同じく有名人なのだ。
なんて言ってもサッカーで有名な武蔵野の野球部に来てくれた期待のエースである。
立場は違えど同じ有名人同士、頑張りたいものだとなずなは同志にエールを送る。

「授業中寝ちゃダメよ、野球部のエースくん」

悪戯っぽくそう言えば、榛名は何かを喉に詰まらせたように固まってしまった。
もしかしてホントに寝る気だったのかと、探るように見つめれば榛名は慌てて「寝ませんよ!」と叫んだ。しかし榛名の顔は真っ赤で全然説得力がない。

私は話もそこそこに彼に小さく手を振り、階段を駆け上った。
急がなければ先に先生が教室に辿り着いてしまう。
階下で秋丸の声が聞こえた気がしたが、なずなは二人が遅刻しないようほんの少しだけ祈って教室に駆け込んだ。
声を掛けてきた友人に挨拶を返して、窓の外を見る。

「(うん。今日も何だかいい日になりそう)」

目に飛び込んできた鮮やかなブルースカイ。今日も暑くなりそうだと思いながら、席に着いてなずなは小さく笑った。





end


振り回される俺様とか!榛名可愛いよ!
面白かった、もっとやれ!って方はパチポチ拍手して下さると嬉しいです。
お粗末様でした!

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